岩本医院 沓掛,石下,坂東市, 内科、外科、循環器内科、消化器内科、小児科、呼吸内科

インフルエンザについて

インフルエンザ Q&A

インフルエンザと普通かぜはどう違うの?

インフエンザも普通のかぜもウイルスによって引き起こされますが インフルエンザは感染力が強く、症状も重いことから区別されます。 なお、普通のかぜの症状は、のどの痛み、鼻水、くしゃみ、せきなど 中心で、熱も37~38度ほどで全身症状をともないません。

 
  インフルエンザ 一般的な風邪
発症 急激に進む ゆっくり進む
発熱 38~40度の高熱が出る 37度台で低めのことが多い
症状 全身症状(関節痛、筋肉痛)寒気が生じる 主に鼻水、のどの痛み、せきが出る

 

インフルエンザの主な症状は?

インフルエンザは38度~39度の突然の発熱、頭痛、悪寒、全身のだるさ、筋肉痛が主な症状であり、全身症状を示します。また高熱や食欲不振から水分不足になり脱水状態に注意が必要です。お年寄りや体力が落ちている人、慢性の病気を持っている人などでは症状も重くなり肺炎を起こしやすくなります。一方、こどもでは熱性けいれん、肺炎、まれに脳症を起こすこともあります。

 

インフルエンザの診断はどのように行いますか?

インフエンザの疑いのある人の鼻の粘膜を軽くこすって採取したものを診断キットで検査します。結果がでるまで5~10分かかります。現在インフエンザには治療薬がありますので検査結果が早くわかることは大きなメリットです。

 

インフルエンザの検査はいつおこなうのが良いですか?

治療との関連から発症後48時間以内のインフルエンザ増殖期に検査することが望まれます。発症後間もない場合はウイルス量が十分でなく検査上陰性となる場合があります。なお、検査は万能ではなく、流行時期と症状からインフルエンザが強く疑われる場合は治療を優先することも必要です。

 

インフルエンザの治療は?

1.まず、自宅で水分をこまめにとり、十分睡眠をとる事です。
2.抗ウイルス薬 患者さんの年齢、希望により薬の選択をします。
内服:タミフル、吸入:リレンザ、イナビル、点滴:ラピアクタ
3.漢方薬 体の自然治癒力を高めます。抗ウイルス薬との併用も。
4.解熱鎮痛剤 発熱、疼痛を緩和します。
人は体温を高く保つことでウイルスの増殖を防いでいますので解熱剤を使いすぎないようにしましょう。

 

インフルエンザにかからないためには

寝不足や過労をさけます。人込みに行くときは、マスクをし、帰宅後は手を洗います。

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